「テキスタイル製品の加工基礎講座」「テキスタイル高度・先端技術講座」「テキスタイル・ファッションビジネス講座」の三講座があり、定員は各講座十人だが応募が殺到、枠を広げて合計六十人が受講している。いずれも平日の午後の講義で、日常業務を休んでの学習となる。週二回の基礎講座は11月いっぱいで終了するが、12月からスタートする技術講座、ビジネス講座の両講座は、週一回ずつ約百時間にわたって翌年8月まで続く。講義内容は、素材特徴や生産技術管理、トレンド提案手法、色彩学など幅広く、実習や工場見学なども盛り込まれており、「学問的要素と実務を織り交ぜた実学」(同協会)が基本だ。産地がこうした組織的なカリキュラムの育成に乗り出した背景には、後継者不足で北陸の機屋が壊滅しかねないなどの構造的な問題を抱えている上に、アジア製の繊維製品の輸入増加、さらには円高による輸出の不振などで、何とかして産地の活性化を進めていかねば産地は衰退してしまう、という強い危機感がある。