G君はクラブで生活をしているうちに親の愛情について考えることもあったのだと私は思っています。そしてそれまで親の愛情というものに対して阻中にもなかった彼が「自分も両親と打ち解けたい」と望むまでにいたったのです。クラブに来る受験生たちは社会と家庭を体験していくことでみんな育つのです。そしてG君はしばらくして、私に「この仕事が好きです。ようやく目標ができました。先生のような男になりたい。ここに来る受験生たちに恩返しがしたい」と志願してきたのです。人間として感情が豊かになり、今まで考えもしなかったことを考えるようになったのです。結果的に希望を持つこともできました。そんなG君にまだ教育することはたくさんありますが、やる気になった受験生を教育することはさほど難しいことではないと私は思っています。
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