世の不思議を解き明かすサイエンスblog

健康な肌は「バリア機能」がきちんと働いている

2011.04.20

角質屑は外の刺激から体を守るために、つねに適度なうるおいを保って、細胞が整然と並んでいる状態を維持しようとします。これが、先にあげた「バリア機能」です。水分がおよそ20〜30%あるとき、肌にはハリがあり、しっとりとしています。バリア機能が弱まって角質層が乾燥してしまうと、うろこ状の細胞が干上がった田んぼのようにめくれあがり、外からの皿ハ物の影響を受けやすくなっています。できたすき問から細菌などの異物が入り込んで肌荒れを起こしたり、刺激がもとでシミがでることにもなりかねません。きれいな肌は見た目にもなめらかですが、それは前述のとおり、角質層に適度な水分が含まれ、一つひとつの細胞が整然と並んでいるため。それだけ外部からの刺激にも強い状態にあるわけです。美しい肌=健康な肌、とはよくいわれることですが、じつはこんな裏づけがあるのです。したがって、スキンケアの基本的な役割も、角質層をできるだけ丈夫に保つ、つまり正常なバリア機能を維持することにあります。