数多くの伝説や伝承が語り継がれている不思議の国・丹後には、安寿姫(舞鶴市下東・宮津市由言、乙姫(伊根町本庄浜・京丹後市網野町浅茂川)、間人皇后(京丹後市丹後町間人地区)、細川ガラシヤ(京丹後市弥栄町味土野地区)、羽衣天女(京丹後市峰山町樽留)、小野小町(京丹後市大宮町五十河)、静御前(京丹後市網野町磯地区)と、七人の美女にまつわる伝説が伝えられています。各観光協会はこのような丹後ゆかりの女性を「丹後七姫」と定めて、地域観光資源の発掘とPRにつとめています。特に、七姫ゆかりの地を巡る「丹後七姫めぐり」の旅は女性を中心に好評で、それぞれの時代に翻弄されながら生きた彼女達の足跡をたどることができます。神谷神社(京丹後市久美浜町新町)祭神は丹波道主命など四座を祀り、通称「太刀宮さん」として親しまれています。伝承では、十代崇神天皇の命を受けた丹波道主命が山陰地方平定の際、出雲国から三座を迎えることで、強力な文化を持っていた出雲の人々の歓心を得、前途の平安を祈願して創建したことが始まりとされています。また、丹波道主命が常に帯刀していた「国見剣」は、「国見」から「久美」となり、久美浜の地名の由来になったとも伝えられています。府指定文化財の本殿は、天明元年二七八コ再建。本殿の造りは神谷神社入母屋造りですが、出雲地方に多い大社造りの流れであるとされています。四周に縁を回すのも大社造りの特徴で、丹後地方にはこの形式はなく、「太刀宮造り」といわれるほど珍しいものです。本殿の正面にある神門も四脚門ですが、一般的な四脚門と違って、「几帳面」と呼ばれる面取りが施されています。境内社の八幡神社本殿は府登録文化財です。境内の一角には巨岩や奇石が並ぶ「磐座」があります。また、本殿左方向にある山麓のシイの自然林も貴重なもので、府文化財環境保全地区に指定されています。
[温泉のご案内]
坂本屋瑠璃亭ホームページ