早稲田実業に合格するには六五パーセントのできが必要ですが、能力の高い子は一年前の段階で国語は六〇パーセントぐらいできます。算数は四五パーセントぐらいでしょう。そうすると、国語の五パーセント、算数の二〇パーセントを、一年かけて埋めていけばいいのです。これは、親の仕事です。病院にいって主治医が患者に説明するのと同じ要領で、「あなたの今の力はこれぐらい。合格するためにはこれぐらいやらないといけないよ」と説明してあげること。きちんとした説明があれば、子どもも納得して勉強します。過去問題は一度やると覚えてしまいますから、一〇年分ぐらいを人手して、平成元年、三年、五年の分は五年生の夏休みに、二年、四年、六年の分は二学期にやる……という要領でこなすといいかもしれません。ただし、実際のシチュエーションで実行するには、それなりの時間が必要。休日に一日かけて行なうのが理想的です。日曜日は塾や模擬試験があるケースが多いので、親が計画を立てて実行させましょう。ここで役に立つのが、ライバルの存在です。ライバルの友だちと一緒にやるとか、お互いの親が逆になって時問を計るなど、工夫して行ないましょう。